VisionProが発売されて、さまざまなメディアで使用感、課題、問題点などが展開されていますが、とりあえず言えることは、「空間コンピューター」の意味するところが、「VR」や「AR」からさらに一つ上のレベルの存在であることが、何となく伝わっているのは事実ではないでしょうか。超自由ギガでは、「これら課題が解決され、より大衆化していくことで何が変わっていくか?」ということを、思いつきでどんどん書いてみようと思います。
ノートパソコン自体がなくなるかも
VisionProは、取り急ぎはビジネス用途としての利用を想定しているとのことですが、自宅はもちろん、職場などの外出先で、家に置いてあるMac mini等にリモートでつなげることができるようになったら、MacBook Airはじめとした持ち運びを前提としたノートパソコンの存在意義がなくなるかもしれません。
今現在ですら、外出先でMacBookAirやWindowsノートパソコンから、自宅のMacMiniにリモートで接続し操作したりすることは全然可能なのですから、当然VisionProでも可能になるでしょう。技術的には今すぐやろうと思えばできなくはないレベルだと思います。一方、実用性を考えたときの課題としては、VisionPro端末の携帯性とバッテリー、長時間身に着けることが現実的でない(身体的負担)、文字入力方法らへんでしょうか。端末そのものに関する課題は数年単位で時間がかかるかもしれませんが、逆に言えば時間が解決してくれる問題な気がします。しかし、地味に文字入力については意外と障壁になるかもしれません。数年前から小さいプロジェクターから机に投影したキーボードの映像を打鍵すると、実際に入力ができる技術などもありましたが、これだけVR端末がそろってきた今も、正直言って革新的・実用的といえるレベルには辿り着いていないのが現状かと思います。どうやっても物理的な感触を手に与えることができないので、ここはAppleの手腕が問われるところかもしれません。(案外、物理キーボードだけは無くならないのかもしれません)
っていうか、個人利用ぐらいなら物理端末もいらない気がしてきた
自宅のMacMiniをリモートする、という話をしましたが、個人的にはMacMiniすらいらない未来がいいですす。例えば今だと、システム構築にAWSなどを採用している場合、システム使用状況(アクセス数など)に応じて追加課金すればサーバ性能増強とかが簡単にできる仕組みなので、個人で使う分も、クラウド上に割り当てられた仮想環境に個人がアクセスする仕組みで、かつ必要に応じて課金すればストレージやら性能を増強できる仕組みで別にいい気がしてます。環境的にも小さいハードを大量に作らなくていいので、そのほうがエコな気がするんですけどね…。
1人1台スマホやノートパソコンがあるように、1人1台空間コンピュータデバイスを持つ時代になれば、こういうことが起こるかもね、という妄想でした。
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